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光学式手ぶれ補正(レンズ内手ぶれ補正、レンズシフト式手ぶれ補正)

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光学式手ぶれ補正(レンズ内手ぶれ補正、レンズシフト式手ぶれ補正)とは、写真レンズ内に振動ジャイロ機構を備えた補正レンズを組み込み、ブレを打ち消す方向に補正レンズを動かす事によって光軸を補正するものです。

光学式手ぶれ補正(レンズ内手ぶれ補正、レンズシフト式手ぶれ補正)

写真レンズ内に振動ジャイロ機構を備えた補正レンズを組み込み、ブレを打ち消す方向に補正レンズを動かす事によって光軸を補正する。これにより受光面(フィルムやイメージセンサー)に到達する光の動きを抑えることで手ぶれを軽減させる。電子式手振れ補正よりも画質劣化が少ない。キヤノンのIS(Image Stabilizer)方式、ニコンのVR(Vibration Reduction)方式(COOLPIX S700など一部の機種を除く)、ソニーのSuper Steady Shot方式(Cyber-Shot)、松下電器産業のMEGA OIS方式、シグマのOS(Optical Stabilizer)方式、タムロンのVC(Vibration Compensation)方式などがこの方式を用いている。

ニコンが1994年に発売した、光学式手ぶれ補正方式を採用した世界初の35mmコンパクトカメラ「ニコンズーム700VRQD」はこの方式。これに先がけてキヤノンは1992年にバリアングルプリズム内蔵ビデオレンズ「T10G-RF」を発売、これを搭載した一般向けビデオカメラ「ムービーボーイE1」を1994年に市販した。そして1995年には一眼レフカメラ「EOS」用望遠ズームレンズにIS方式として用いた。また、同年はキヤノン製双眼鏡にも同機構が組み込まれるなど、手ぶれ補正機構が幅広く利用される、その幕開けとなった。コンパクトデジタルカメラでは、オリンパスが2000年8月にCAMEDIA C-2100 UltraZoomでキヤノン製の手ぶれ補正機構を搭載。キヤノンもこれに続いてPower Shot Pro 90ISをリリースした。松下は1988年に民生機としては世界初となる光学式手ぶれ補正機構を搭載したビデオカメラ「PV-460」(北米向け品番 国内には翌1989年にNV-M900として発売)を世に送り出すも、レンズ鏡筒全体を動かすという方式のためどうしても大型化してしまい、小型化のため電子式に転換せざるをえなかった。しかし、電子式のシステム上の限界や画質向上のため再度光学式に挑む事になり、1999年によりコンパクト化した光学式手ぶれ補正機構を搭載したデジタルビデオカメラ「NV-DS9」を発売、この技術がその後の松下製デジタルカメラにも用いられることとなる。

家庭用ビデオカメラとしてはソニーが1992年にハンディカムCCD-TRV900で成功している。これはレンズと同じ屈折率の液体を2枚のレンズではさみ、蛇腹状に動かすことによって撮像体への投影を補正する方式で、プリズム効果による色分解が出ないぎりぎりのやり方だった。

一眼レフカメラ用レンズやコンパクトデジタルカメラの中でも大型のものに組み込まれることが多いが、2003年に松下が小型コンパクトデジタルカメラ「DMC-FX5」に同クラスとしては初となる手ぶれ補正機構を搭載して以降、2005年にはソニーが、2006年にはニコンとキヤノンが、いずれも小型コンパクトデジタルカメラなどで、より小型化された補正レンズが組み込まれたものを販売している。一般的に補正機構が大きくなってしまうため、レンズ自体が大きく高価になってしまう問題があるとされてきたが、小型コンパクトデジタルカメラへの搭載が証す通り、こうした問題は既に克服されている。

一眼レフの場合、後述のイメージセンサーシフト式手ぶれ補正と比べて、レンズによって最適な設計が出来るため効果が高い(シャッタースピード4段分の補正効果を持つ物もある)、ファインダー内の像も安定する、またフィルムカメラでも手ぶれ補正効果が得られるという利点もあるが、補正用レンズを組み込む結果、レンズが大きく重くなる・画質が悪くなるほか、補正機構をレンズごとに重複購入することになるためユーザーの負担が大きいという欠点がある。

Wikipediaより出典 - Article - History - License: GFDL

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